【夏の手入れ】ブルーミーの花の手入れを水揚げから生けるまで徹底解説

【夏の手入れ】ブルーミーの花の手入れを水揚げから生けるまで徹底解説

花の定期便は、現在サービスの数を瞬く間に増加させておりその認知度はうなぎ上りです。

とある調査によると花の定期便の認知度は全体の41%程と、半数近くにまで登っています。更に実際に花の定期便を利用していると回答した方は全体の1%にも及びました。(LINEリサーチ

1%と聞くと少なく感じる方も多いかと思いますが、花市場は徐々に縮小されてきており栽培数や販売数等多くの項目で低迷を続けています。(農林水産省:花きの現状について

その中で、認知度40%越え。利用率1%を誇る花の定期便は花市場協会の救世主と呼べるサービスとなっています。

その花の定期便の中でも、人気を誇っているサービスが『bloomee(ブルーミー)』です。ブルーミーは会員数が10万世帯を超えており花の定期便を代表する規模のものとなってます。

そんな、ブルーミーなのですが「花持ちが悪い」「花が枯れている」等の口コミを見かけることもあります。

実際に花の痛みが目立つ花が届くこともあるのですが、これは花屋から花が届くという特性上仕方のないことです。

特に夏場は花が痛むのが早く、短い期間しか花のある生活を楽しむことができません。

そこで、今回は夏場に少しでもブルーミーの花を長持ちさせるための方法を、水揚げから生けるまで徹底的に解説していきます。

花の痛みが気になる方は、市場から仕入れてすぐに発送される『HanaPrime(ハナプライム)』等の定期便の利用をおススメします。

その他おすすめの定期便は以下を参考にされて下さい。

 

【夏の手入れ】ブルーミーの花の手入れを水揚げから生けるまで徹底解説

 

ブルーミーの花はどのくらい長持ちするのか

まず、ブルーミーの花はどのくらい長持ちするのかという点ですが私が利用した際は冬場は2週間以上(花によっては1カ月)持つこともありました。

この際は、届いたら付属の延命剤を入れた花瓶に生けるのみ。水換えは2日に1回ほど行っていた際のものです。

しかし、夏場になるとブルーミーの花は3日ほどで枯れてしまうものもあり短い期間しか花を楽しむことができませんでした。

このことから、通常通りの手入れを行えばブルーミーの花は3~30日ほどは持つということになります。花の個体差や室内温度により変動するのでかなり幅広いですね。

ブルーミーによると切り花の寿命は以下のように記載されています。

切り花を長持ちさせるコツ、ポイントは毎日の水替えと茎のチェック 切り花の寿命は、季節や花の種類にもよりますが、だいたい1週間前後です。

引用:ブルーミー(切り花を長持ちさせるコツ)

 

夏場におけるブルーミーの手入れ方法

私の利用経験からしてもブルーミーの花は、夏場になると3日ほどしか持たない場合がほとんどでした。せっかくお金を払って花のある生活を楽しんでいるのですから、できる限り花は長持ちした方が嬉しいですよね。

夏場に切り花を長持ちさせる手入れ方法は基本的に以下の手順に分けて考えます。

  1. 水揚げ
  2. 花瓶の準備
  3. 水の準備
  4. 生け方
  5. 水替え
  6. 置き場所

それぞれの手順でブルーミーの花を長持ちさせるポイントがありますので、一つ一つ紹介していきます。

 

ブルーミーの花の手入れ:水揚げ

まず、ブルーミーの花が届いたらするべきことは水揚げです。

切り花は、地面に植えてある花とは異なり根っこがない状態です。本来植物は根っこを介して栄養を取り入れるのですが、切り花は根っこがないため栄養を吸収する力が弱い状態なのです。

更に、切り花の切った部分に細菌や空気が入り込んでしまうと水を吸収する力がさらに弱くなってしまいます。

そこで、必要となるのが水揚げなのです。

水揚げは、切り花が水の吸収をしやすくするために切り口を切り戻したり、時にはたたいたり割ったりすることです。

水揚げの方法は全部で5つほどあります。

  • 水切り
  • 湯上げ
  • 焼く
  • 折る
  • 割る・裂く
水切り

水切りは、最も簡単でポピュラーな水揚げの方法です。

やり方は簡単であり、水の張ってあるバケツ等の中で茎の部分を2センチ~3センチほど切れ味の良いハサミで切るというだけです。

ポイントとしては、切れ味の良いハサミで切ることによって茎の繊維をつぶしてしまうことを防ぐことができます。

水の中で切る理由としては、切った際に空気が水の通る道をふさいでしまう可能性があるからです。

湯上げ

湯上げの方法は、切り花を1センチほど切って60℃から100℃のお湯に40秒ほど浸けます。

熱湯につける主な理由は、茎部分の細菌を死滅させることや水の通り道に入ってしまった空気を抜くことができるという点が挙げられます。

焼く

その名の通り茎を焼きます。

方法は、切り花を湿らせた新聞等に包み根元から1センチほど茎を切り、さらに1センチほど黒く炭のようになるまで焼きます。

その後、水につけしばらく付けた後に炭になった部分を切り戻せば完了です。

折る

次は、道具を使用せずにできる方法です。

水切りを手で折って行うイメージのものです。方法は水の中で茎を折るだけです。

しかし、注意してほしいのは手で折った時にポキっと折れるような茎の花でないと逆効果となるということです。

割る・裂く

これは枝物などのハサミで切ることが困難なものに使われる方法です。茎を十字型に切るという単純なものです。

 

花瓶の準備

続いては、花瓶・花器の問題です。

花瓶を選ぶにもいくつかポイントがあります。もちろんデザインで選択することも大事なことなのですが、今回は夏場にブルーミーの花を長持ちさせる手入れ方法という観点から花瓶を選ぶポイントを紹介します。

しかし、ポイントとは言っても気を付けるべき点は一つだけです。

口の大きな花瓶を使用するということです。

花瓶の生けやすさでいうとひょうたん型の口が狭いものがおススメなのですが、花を長く持たせるという点においては花が密着しすぎないものが良いです。

以下に、ブルーミーにおすすめな花器・花瓶を紹介していますので参考にしてみて下さい。

>>【ブルーミーの花に合う花瓶は?】安価なものから公式のまでたくさん試してみた

 

水の準備

続いては水の準備です。水は単に入れればよいという訳ではなく、花を長持ちさせるためにポイントがあります。

水の量は多くの切り花では、5センチ程度が目安です。しかし、菊科のものや丈の長い植物に関しては水の吸い上げが早いためたっぷりと水を入れるようにしましょう。

更に、花を長持ちさせる一つのポイントとして漂白剤を入れるという方法もあります。

初回は付属の延命剤を入れればよいのですが、その後は漂白剤を入れることで細菌の繁殖を防ぎ花持ちを良くすることができますよ。

生け方

生け方に関しては、先ほども言ったように淵の広い花瓶に置けるようにしましょう。

そして、花が窮屈にならないように花の本数は少なめに生けることがコツです。失敗例としてよく、花瓶の淵いっぱいに花が飾られているSNSの写真等を見ますがこれは、花の手入れの点から言うとNGです。

水替え

切り花の水替えの頻度は毎日が基本です。少なくとも2日に1回は水の入れ替えをするようにしましょう。

水替えをする際に、茎の切り戻しをする。そして、漂白剤を入れることによってさらに花を長持ちさせることができます。

 

置き場所

置き場所は、切り花を長く楽しむために考えるべき項目の一つです。

当たり前ですが、暑いから花は枯れやすく・痛みやすくなるのです。でしたら、エアコンの効いている涼しい部屋に飾ったり、大げさですがエアコンの効いていない熱い時間帯は冷蔵庫に入れるという選択肢もあります。

人がいるときに飾ればよい。

そのような考えで良いのではないでしょうか?

 

夏場の花の定期便の選び方

上記の方法で、できる限り長く花を楽しむことはできます。

しかし、花の定期便の種類によっても花の寿命は異なります。ちなみに、ブルーミーはあまり花持ちが良い定期便とは言えません。

しかし、価格の安さを考えると1週間おきに宅配してもらえば花のない時期を作らず、利用することができるのでコスパは良いといえるでしょう。

しかし、毎週花を届けてもらうのは面倒という方もいるかと思います。

そこで、1配送の花ができるだけ長く持つ花の定期便を紹介します。

選ぶポイントは『市場直送』です。一度花屋を介してしまうとそれだけ時間が経過し鮮度が落ちるため、花市場から素早く発送されている花の定期便を選ぶと良いでしょう。

 

市場直送の花の定期便

 

HanaPrime(ハナプライム)

値段が安いにも関わらず、ボリューム満点。本数に対する値段ならナンバーワン

 

LIFFT

店では珍しい旬の新鮮なお花が届く。お花のジャーナルが届く花好きのための定期便

 

LIFULL FLOWER

花瓶や水替えがいらない鉢植えが付いているタイプのスタンダードプランが魅力

 

HitoHana

月一回からの配送が可能で、お花の色を選べたりする自由度の高さが特徴

 

ブルーミー夏の手入れのまとめ

ブルーミーの花は、全国各地の花屋から花を配達することでより迅速に花を消費者の元へ届けています。

ですので、夏場に早く花が枯れてしまうのは仕方のないことです。

今回は少しでも花が長持ちするように手入れ方法を解説しました。

この方法を利用して、少しでも花を長く楽しんでください。

また、花持ちが良い市場直送の花の定期便を利用するのも一つの手ですよ。